人間の目は、見た映像を目のレンズを通して網膜に焼き付けますが、次に、変化した絵が映し出されても、前の絵がすぐに消えるわけではありません。難しい言葉で「残総現象」といいます。そのために本当は止まった絵や写真ですが、連続した、動いた映像として人の目には見えてしまいます。試しに黒い紙の上に手を見たあと、目を素早くつぶって見てください。実際の手はすでになくなっているのに、みんなの目にはちゃんと手があったときの輪郭(残像)が少しの間だけ見えているでしょ?